子育てについて最近思うことは、子供に何かこちらのお願いをするときは
その10倍、子供のお願いを聞くべきということです。
例えば「早くお風呂に入って欲しい」この一つのお願いを聞いてもらうために
私がするべきことは、
「お母さん、これ見て」
「お母さん、ちょっとこっち来て」
「お母さん、お茶ください」
「お母さん、一緒に遊ぼう」
「お母さん、ぎゅっとして」
「お母さん、横に座って」
「お母さん、一緒にこの動画見て」
「お母さん、大好き」(お母さんも大好きだよと返す)
「お母さん、今日のご飯なあに」
「お母さん、今日こんなことがあったよ」
と約10倍の息子のお願いを聞きます。
そうすると「早くお風呂に入ってね」というこちらの要求に「分かった」と素直に応じてくれます。
とても不公平に感じると思いますが、不公平なのです。
そもそも子供が親に要求することと、親が子供に要求することは全く違うからです。
親の願いは一般的に「健やかに 安全に 社会のルールを守り スクスクと育って欲しい」
という社会性を身につけることが重要な条件ですが
子供の願いはただ一つ、
「ぼく(わたし)のことを120%、いや500パーセント愛して欲しい」
なのです。
求めるものが全く違うから、子育てはムヅカシイと感じると思うのです。
お母さん(お父さん)は私を愛してくれているなあ、と感じて初めて
「フーン、じゃあ一つくらい言うことを聞いてもいいかなあ」と思うのです。
愛を表現してもいないのに「言う事を聞きなさい」「こんな子に育ちなさい」というからこじれるのです。
大好きで、あなたが大切。
あなたが世界で一番大切で、一番そばにいて欲しい。
世界中が敵になってもお母さんはあなたの味方だよ。
あなたがどんな子であっても、全てを含めてあなたを愛している。
という事を伝え続けて伝え続けて初めて・・
子供は社会性という次のステップに進めると思います。
息子は今年11歳になりますが、とても優しくてとても素直な子に育ちました。
親バカですが今でも毎日かわいいです。
毎日、愛おしい。
叱ることもケンカももちろんありますが、絶対に抱きしめて仲直りするようにしています。
子供というのは偉大です。
驚かされることがたくさんです。
これからも毎日、愛を伝え続けていこうと思います。